月夜にふと思ふこと
欠け始めの月夜。
見える形は日々変わりゆきますが、その実は常に同じまあるい月。
光が当たる場所が変われば、見え方も変わる。
見える形に自分を合わせようとすると、どこかに無理が生まれる。
誰がどんなカタチに見ようとも、自分は自分で、まあるい事に変わり無い。
まあるいという事実を、素直に受け止められるかどうか。
そんな単純なことが、なかなか難しい。
見えるものを見えるがままに受け止めるのも素直さ。
あるものをあるがままに感じるのも素直さ。
素直ということはとかく難しい。
難しく考えるから難しい。
あるがまま。
そんな単純なことを味わいたい。
月をぼーっと眺めながら、そうふと思った夜でした。
味わい深い人になりたいものです。