T-LIFE

暮らしと住まいについてのブログ。

やまとことばとコトダマと

おはようございます!
今日こそは洗車をしたいなと思っている私です。

先日、友人から頂いたコメントに触発されて、昨日は久しぶりに「やまとことば」の本を取り寄せて読んでみました。

高村史司の『やまとことば50音辞典』と齋藤孝の『声に出して使いたい大和言葉』。
大学時代は、「和学(やまとことばと日本人の心性)」の研究もしていたので、何となく懐かしく、また、新しい気付きも有りました。

ちなみに、「やまとことば」とは、『漢字や漢語が伝わるよりも前から、私たちの祖先が大切に育んできたことば...』のこと。
『ことばの1音1音ごとに意味が込められている』というのも特徴です。

『たとえば「やすむ(休む)」というやまとことばは、分解すると「や(屋)+すむ(住む)」だとされています。「家のなかにいること」という意味です。こ のことば1つから、昔の人は「家のなかにいることが休むこと」、すなわち「家のなかにいればくつろぐことができる」という感覚を持っていたのだと理解でき ます。(本文より)』

また、最近私の周りでは結婚や出産のラッシュが続いていますが、妊婦さんが苦しむ「つわり」はこう書かれていました。

『...妊娠初期にお母さんの体に現れる不調のことを「つわり」といいます。これを漢語では「悪阻」と書くのはご存知でしょう。古代中国人は、「気分が悪 くなる」という表面的な症状を表現するために、こうした漢語をつくったのだと考えられます。...(中略)...では、なぜ同じ症状を、古代の日本人は 「つわり」と呼んだのでしょうか。それは、この名詞のもととなった動詞「つわる(つはる)」の意味を調べてみればわかります。つわるというのは「(植物 が)芽吹く」「きざす」ということです。つまり、新しい生命が宿ったために起きる現象としてとらえていたわけです。』

言葉は魂。
「ことば」に込められた意味や、そこに息づく心情など、「ことだま」を大切にしていきたいなぁと改めて思いました。

さて、今日も一日シャッキリと行きましょうー!!

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(3年ほど前から愛用しているLAMY2000。「西暦2000年になっても使えるデザイン」というコンセプトで1966年に誕生してから、今年で丁度 50年だそうです。いつまでも「古くならない」デザインとはこういうことを言うのですね。これからも大切に使いたいと思います。)